私がMBA取得をめざす理由(ある医師の場合)


今年からMBA留学される医師の方の記事を見つけました。TOEFLやGMATのスコアなど、受験の過程をウェブに公開されている方は多いものの、なぜMBAを志したかはプライベートのことも含まれるので、それほど無い気がします。そんな中でこの方は医師としてなぜ自分がMBAを志したか、記述されていて、参考になります。


私がMBA取得をめざす理由

腎臓後期研修医を医師4年目のキャリアとして選んでいた私は,日本の社会・医療制度にも興味を持つようになった。次のキャリアとして,公衆衛生大学院,経営管理大学院のどちらかを選ぼうと思ったのはこの頃だった。最終的に経営管理を選んだ理由は3つある。まず,医療をお金儲けの道具にしないために,ビジネススクールで経営について学ぶことで自分がその「歯止め」になることができるから。次に,上手な医療組織の動かし方を知ることができれば,「社会にとってよい」医療を提供する近道になる,そのためには経済の仕組みと論理を学ぶ必要があると考えたから。最後に,社会へのインパクトを与えられる立場へより早く成長できる可能性が高いのは後者と考えたからである。


日本の医療制度の改革は長らくいろいろな議論がなされていますが、MBA取得者の医師が増えることもひとつのブレイクスルーのきっかけになるかもしれません。「社会にとってよい」医療となるよう、一市民として期待・応援したいと思います。


やはりビジネススクールというのはいろいろなバックグラウンドの人がいて、とても刺激的なんだろうなと思いました。医師の方と机を並べて勉強するなんて、今は想像もできませんが。


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