18歳でMBA修了!
インディアナ大学でなんと18歳のMBA取得者が誕生したそうです。18歳のジェシカ・ミーカーさんは12歳で大学に入学して16歳で卒業、それからストレートに大学院(MBA)に進んだみたいです。アメリカはどんどん飛び級させるから、めずらしくはなさそうですが、さすがにMBAのようなプロフェッショナルスクールでは異例中の異例みたいですね。そもそも就業経験が無いとなかなかビジネススクールには入れないわけで、10代ならなおさらそうでしょうね。ちなみに、かわいそうなことにそんな彼女には仕事のオファーが今のところ無いそうです。
10代でビジネスに成功する人も珍しくなくなってきたので、こういう10代のMBA修了者も増えてくるのかもしれませんね。でも、欲を言うとそういう秀才には、以下の記事の通り一緒にビールも飲めないし、10代、20代前半は何か違うことで成功してから、ビジネススクールに入ってもらって、普通に同世代として仲良くなりたいですね。
Teen to Get MBA From Indiana University
Grad can't even celebrate MBA degree with a beer
ビジネススクールの出願デッドライン
MBA受験の道のりは今は終わりの無い道のように思えますが、申し込みの締め切りという終わりが確実にあります。各ビジネススクールの締め切りは微妙に違うので、それぞれについて調べて見ました(2006年入学向けの情報なので2007年は若干違ってくると思われます)。こうして見ると1stラウンドは多少のずれはあるもののメインと思われる2ndラウンドは1月の初旬および中旬にほぼ設定されていることがわかります。例外はJohnson,Tuck,Haasか。うまく1stラウンドと2ndラウンドに分散しながら、負荷(特にエッセイの)が一時期に集中しないようにしたいものです。
なお私自身が別にこんなにたくさん受けるわけではないです。あくまでも広く一般的な情報源として紹介したまでです。でも本情報の正確性は保障はしないので、アプライする人は、ちゃんと自分で調べてくださいね。リンク集に各ビジネススクールのオフィシャルサイトがあります。
「3年で実力がつく会社」と「ビジョナリーカンパニー」
今週号のAERAは「3年で実力つく会社」。いろいろな会社の研修制度などについてまとまっていて面白いです。基本的には事業会社にアンケートをとったみたいで、一番実力が付きそうなコンサルティング業界の会社はひとつも無かったのには違和感を感じました(新卒でいきなりコンサルタントになるのは賛否両論あるとは思いますが)。あと、MBA受験中の身としては記事のテーマとは直接関係ないですが、MBA派遣制度が各にあるかどうかぜひ聞いて見てほしかったですね。
あと、「私の人生を変えた3冊の本」という記事が面白かったです。以下、「ビジョナリーカンパニー」という本を3人の経営者が挙げていたので、今度読んで見ようかなと思いました。
- 作者: ジム・コリンズ,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 1995/09/26
- メディア: 単行本
- 購入: 33人 クリック: 196回
- この商品を含むブログ (275件) を見る
アマゾン・ジャパンのチャン社長の1位
- 作者: ジム・コリンズ,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2001/12/18
- メディア: 単行本
- 購入: 24人 クリック: 210回
- この商品を含むブログ (188件) を見る
「スローキャリア」とMBA
さて先日のエントリーで紹介した「スローキャリア」を読み終わったので、簡単に紹介させていただきます。
結論から言うと本のテーマである「スローキャリア」に私は非常に共感しました(正直言って意外でした)。ただ個人的に思うのは、この著者によると「スローキャリア」という考え方をエリートで上昇志向的なキャリアと対比して描いていますが、外資系に転職した私にとっては比較的当たり前のように思えてしまい、「スローキャリア」というまるで「特殊」なことであるかのようなネーミングにちょっと疑問を感じました。むしろこの本の「スローキャリア」というコンセプトが真の「キャリア」というコンセプトな気がします。もっとも私の前の会社を含む一般的な日本企業にとっては斬新なコンセプトなのかもしれません。
本の内容は著者自身の旧国鉄やマッキンゼーでの経験も交えながら学者らしく非常に体系的にまとまっていて、読みやすいですし、自分のキャリアについて考えるとてもよいきっかけになると思います。書名に惑わされず、あらゆる「キャリア」志向の人に読んでもらいたいと思います。
- 作者: 高橋俊介
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/07/24
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (49件) を見る
さて、ではMBAについてどういうことが書かれていたか、引用させていただき紹介します。
次にMBAやその他のビジネススクール、プロフェショナルスクール、あるいは専門大学院などの学位取得の意味を考えて見たい。
[中略]
ひとつにはそれらをキャリアチェンジのカタパルトであると考えることができるだろう。
[中略]
もうひとつはそれによって経営視点の疑似体験ができる。特に大きな組織に居ると、わかいうちは経営者の視点で仕事をする機会ということがなかなかないはずだ。
[中略]
経営的な仕事をした人が、あらためて経営を体系的、包括的に学びなおしたいときにもMBAやビジネススクールは役立つ。
[中略]
このようにMBAやビジネススクール、プロフェッショナルスクールというのは、短期的に結果を出したい上昇志向の人ばかりでなく、自分らしいキャリアを作りたいというスローキャリア志向の人にとっても十分使い勝手があるのである。
ということで、著者の分類では私も「スローキャリア」ということになりますかね。そういえば疑似体験のことについては以前私もこんなエントリーで触れていたことを思い出しました。やはりMBAについて一般的な考え方のようですね。
トヨタ自動車の経営陣のニュースとMBA
トヨタ自動車はMBAのケーススタディーでもよく取り上げられる日本企業のひとつでもあり、私も注目していますが、以下のようなニュースを発見しました。
今回NHKの理事になられた、金田氏はハーバード大学ビジネススクールでMBAを修了されているとのことです。さすがは世界に誇れる日本企業のトヨタ、58歳のMBAホルダーが居らっしゃって、経営に携わっているとはある意味、企業スポンサードMBA留学の鏡ですね。NHKの理事ってどういうミッションなのか、よくわかりませんが、昨今のNHK問題の解決を期待されてのことなのでしょう。
そんなトヨタといえばこんなのニュースもあります。
トヨタを「セクハラ」で賠償215億円の提訴 ≪北米現法の元社長秘書の日本人女性≫
係争中の段階ではなんともいえませんが、日本企業の現地法人トップとしてこのような訴えを起こされるということは、非常に残念なニュースと言わざるおえないでしょう。こちらの大高氏はMBAホルダーでは無いようですが、いろいろなビジネススクールで講演されているみたいですね。コロンビア大学ビジネススクールの同窓会で講演されたときのプロフィール紹介を見つけました。
Mr. Hideaki Otaka, CEO of Toyota Motor North America
まあ、トヨタ自動車についてはいろいろな本が出ているので、ゆくゆくはいろいろと読んで見たいなと思います。以下、そのときのためにメモしておきます。
- 作者: ジェフリー・K・ライカー,稲垣公夫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2004/07/22
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
- 作者: ジェフリー・K・ライカー,稲垣公夫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2004/07/22
- メディア: 単行本
- クリック: 17回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
- 作者: 読売新聞特別取材班
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 作者: 松崎久純
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2005/06/10
- メディア: 単行本
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
MBA留学とパートナーのキャリアについて
昨日の夜はパートナーと私が仮にMBAに受かったら彼女はどうするのかについて近所の居酒屋で長々と話し込みました。彼女は私とはまったく違うキャリアでがんばっていて、仕事はそれなりに充実しているものの、アメリカに住んでみたいという気持ちもあり、まだ一緒に行くのか、日本に残るかも明確には決めていません。彼女も帰国子女なので、行くなら行くで、せっかくならば彼女自身も修士号を取るとか、チャンスがあれば仕事をするということも視野に入れたいみたいです。
私とはキャリアや仕事に対するメンタリティが結構違う彼女はこんな本を読んでました。今、借りて読んでいますが(まだ読み始めたばかり)。なかなか的を得ていて面白い本だと思います、キャリア志向の人もそうで無い人も読んでみる価値はあると思います。まだたどり着いていませんが、目次を見る限りMBAについても触れられており、読み終わったらそのあたりについても紹介したいと思います。
- 作者: 高橋俊介
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/07/24
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (49件) を見る
自分のバックグラウンドについて
ゴールデンウィーク中に実家に帰る機会があり、親兄弟に私のキャリアゴールや自己分析について話してみた。やはり家族は自分のことを良く知っているし、私が昔言っていたなど良く覚えていて過去の自分の考え方や思いについて、一人では思い出せないことを思い出すことがことが出来ました。
就職活動を行っていた時の言動や志望企業などについて、振り返るきっかけになったのが良かったです。また、私の場合は帰国子女ということもありその時代のことについても、当時の自分について考えることが、自分の将来のゴールやキャリアについて考える上で重要な要素のひとつだと思いました。そういう意味では、幼少のころの環境に加えて親の考え方に、自分の考え方や職業観など影響されている部分も大きなと思いました。
社会人になるとなかなか仕事や人生について考える機会も無く、MBA受験、留学というのは自分の人生の棚卸、これからの人生についてあらためて考えるきっかけとしても非常に有益だなと思いました。
以上、全然まとまっていませんが、そんなことを思いました。